いなべ市 ねじり橋・めがね橋
2023.04.30
三岐鉄道北勢線楚原駅〜ねじれ橋〜めがね橋〜御菓子司角屋〜楚原駅
所要時間:約1時間
楚原駅の無料駐車場に車を停め、駅員さんにねじれ橋までの道を尋ねる。
カウンターから出てきてくれて、ご自身のスマホに保存された道案内の写真を見せながら丁寧に教えてくれる。
ローカル線ならではの穏やかなふれあいがそこにある。教わった通りに歩き出す。
昭和の趣を残す細道を15分ほど歩き、ねじれ橋・めがね橋へ急坂を下る。
未舗装路を少し進んだ先に現れる、ねじれ橋。
世界的に鉄不足だった大正5年、コンクリートブロックだけで作られた珍しい橋とのこと。
見事なねじれ具合である!何とも不思議な建造物。匠の技術をひしひしと感じられる。
もう3分進むと、3連アーチのめがね橋が右手に現れる。これもまた、古い映画のワンシーンの様な懐かしさがある。黒ずんだヴィンテージ感。何とも重厚な様だ。
三岐鉄道の鮮やかな黄色い車体とのコントラストが綺麗だ。
ちょうど橋上を走る鉄道は見られなかったが、楚原駅で撮った鉄道を載せておく。
来た道を折り返して、楚原駅を少し越えること5分。御菓子司角屋さんへ到着。いなべの評判の良い和菓子屋さんだ。
黒糖味の蒸しどら焼き(正式名称ではない)を店内の椅子に座り、頂いた。焼きではなく、蒸しなので、しっとり感が強い。中にはたっぷりの粒あん。黒糖と粒あんの2種類の甘さのハーモニーが絶妙。とても美味しい!
気さくな店主さんとの会話も楽しい。
黒糖味の他に、抹茶味とバニラ味の蒸どら焼きもあった。今度はそちらも頂きたいと思った。
最後に楚原駅へ戻る途中にも、地元の方とおしゃべり。笑顔の素敵な、人懐こいお爺さん。
昭和のまちに出逢う道のハイキングは、地元の方々とのふれあいもあり、ほっこり穏やかな余韻を残すものとなった。
どら蒸しの甘き余韻と小径ゆく
ふれあいて笑顔もらいし楚原駅
ねじり橋 故き匠の技想う